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◆国際親善試合 日本0―0南アフリカ(14日・ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム) 日本代表が14日、W杯ホスト国・南アフリカ戦でスコアレスドローに終わり、攻撃面で大きな課題を残した。体調不良で先発落ちしたMF中村俊輔(31)=エスパニョール=の代役として期待がかかったMF本田圭佑(23)=VVV=も不発に終わり、試合後は猛省。攻撃に入るシーンで平常心を保てずにミスを連発する場面もあった。来年6月の本大会までに“俊輔頼り”をどこまで克服できるか。18日のアジア杯予選、香港戦(香港)に臨む代表メンバーは、反省を胸に南アフリカを飛び立った。
身体能力の高いアフリカ勢を完封した守備陣とは対照的に、試合後、日本代表の攻撃陣の表情は暗かった。初めて試した4―3―3の布陣が機能せず、前線が孤立。序盤はチャンスを作ったが、どれも単発だった。俊輔不在のピッチで得点源として期待された本田も前半17分に相手ペナルティーエリアで倒され、PKかと思わせたシーンが唯一の見せ場。「課題は自分の中で明確です。何が必要か? それは全部です」とうつむいた。
今夏のコンフェデレーションズ杯以降、南アフリカは絶不調で今回が新たに就任したパレイラ監督の初陣。直接指導したのも数日しかなかった。W杯ベスト4を目指すからには当然、勝たなければいけないレベルの相手。しかし、攻撃を組み立てる際に必要以上に慌てる場面が目立ち、全体的にパスやトラップのミスも多発した。本田らが力を出し切れない一方で、後半から投入された俊輔やMF松井は冷静なプレーを見せ、個々の能力差も浮き彫りになった。
チームコンセプトも徹底できなかった。「単純に運動量が落ちてしまった。そこですべての質が落ちた。僕らが相手に動かされていた」と本田。前線から精力的に守備をこなしつつ、攻撃に転じるという岡田武史監督(53)のサッカーが、まだ90分間やり通せるレベルにない証拠。長距離移動や時差ボケの問題もあったが、それを言い訳にすれば、成長はない。
「きれいなサッカーだけじゃ崩れない。裏へのボールがもっとほしかった」とFW大久保も悔しさをにじませる。それぞれが抱く課題を本番までいかに解消するか。この日、南アフリカを出発したイレブンが次に挑むのは18日のアウェー香港戦。本田ら若い才能が輝けるようにならなければ、世界を勝ち抜くことは難しい。
◆Wボランチの方がボールよく動いた ○…新布陣のテストは不発に終わった。岡田監督は南アフリカ戦前日に俊輔と話し合い、疲労などを考慮して「最大でも30分」と出場を限定。一方で俊輔不在の先発陣を4―3―3の新システムで構成することを決断したが、攻守で機能しなかった。前半30分過ぎに自ら2ボランチの4―4―2とするよう指示。試合後の会見でも「ダブルボランチにした方がボールがよく動くようになった」と振り返った。
(2009年11月16日06時01分 スポーツ報知)
中村俊輔
日本代表
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