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日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18)=花巻東=が24日、「投打二刀流」の本格デビューを果たした。千葉・鎌ケ谷での新人合同自主トレでプロ初のブルペン入りで31球。2月17日の紅白戦(沖縄・国頭)で実戦初登板の可能性も出てきた右腕は打撃練習では62スイング、投打のメニューを消化した。
涼しい表情とは対照的に、大谷のボールは力強かった。力みのないフォームから糸を引くような球をミットに目がけて投げ込んだ。母校の花巻東で7日に行って以来のプロ入り初ブルペン。「不安だったけど思っていたよりも良かった。あんまり力を入れなかった」。立ち投げではあったが、推定130キロ後半の直球は威力十分。カーブを交えた31球。「投手・大谷」が迫力満点でベールを脱いだ。
明確なテーマが2つあった。「体が前に流されないように投げました」。17日ぶりに傾斜のあるマウンドの上で投げ、軸足の右足に体重を乗せることを意識。通常のワインドアップではなくセットポジション、ノーワインドアップで「フォームだけしっかり投げていこうと思った」と説明した。球を投げる瞬間に右腕が横振りにならないように注意を払った。「カーブを投げると(横振りにならず)上から投げられる」と指摘。しっかりと7球投げた。制球が定まらない場面もあり「ムラがあった。精度良く投げないと」と反省した。
ここからが二刀流だ。ブルペンを出ると「打者・大谷」にチェンジ。ノックを受けると、打撃練習を行った。ティー打撃を11球で切り上げ「もう、大丈夫です」とヘルメットをかぶった。マシン、フリー打撃合わせて51スイングでヒット性の打球は18本。「投げた後の方が体がキレていてスイングも良かった」と、意外なメリットも発見した。
栗山監督は「打者なら今すぐに使える」と、2月10日の阪神との練習試合(名護)での打者デビューを示唆していたが、この日の投球練習で実戦初登板のメドも立った。キャンプ2軍スタートが濃厚な160キロ右腕について、球団幹部は「順調なら、2月17日の紅白戦で短いイニングを投げてもらうかも」と明かした。指揮官も「普通に投げれば『すぐにでも1軍のキャンプで』となると思っている」と目を細めた。
27日からの最終クールで、2度のブルペン投球を行い、最後は捕手を座らせる予定。「次も立ち投げで球数は増えると思う。まずは直球をしっかりと投げたい」。夢の二刀流へ、大谷が大きな一歩を踏み出した。
(2013年1月25日06時05分 スポーツ報知)
大谷翔平
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