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イチロー
イチローが2年ぶりにリーグの顔に返り咲いた。シーズンMVPの松井や最多勝の西口らV2達成の西武勢を抑えての受賞は、都内でのテレビ番組収録中に聞いた。「年末にお忙しいところ、たくさんの投票ありがとうございます。今年は優勝争いに加われなかったにもかかわらず、このような賞がいただけてありがたく思います」と笑顔で喜びを表現した。
V戦士以上のインパクトを残した波乱万丈の1年間だった。オープン戦の打率4割を引っ提げ、公式戦も夢の大台が期待された。しかし開幕から14試合連続適時打なし。5月にはリーグ記録に並ぶ4試合連続併殺打を喫するなど、序盤は波が大きかった。
大好きな夏場からは打率を上げ、7、8月は自身初めての連続月間MVP。球宴後の8月19日には打率を3割9分6厘に引き上げ、4割到達に日本中が注目した。ところが、これを頂点に打率は下降。ストレスからくる湿しんに悩まされた上に、9月には死球で腰を痛めて10試合も打席に立つことができなかった。
それでも堂々の5年連続首位打者。「ファンの方には前年と同じレベルを維持しているだけでは納得していただけないもので、その意味で5年間で4度も自分のプレーが支持されたことに満足しています」自身は数字以上に、攻守走にわたる“質”の向上に手応えを感じた1年だった。今月下旬には合宿所「青涛館」から独立。神戸市内のマンションへ引っ越す。来季、ひとり住まいで心機一転のイチローが今度こそ4割達成を目指す。
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