俳優の織田裕二(44)が主演し、ドラマ・映画で大ヒットした人気シリーズの最新作「踊る大捜査線 THE FINAL(仮題)」(本広克行監督)が、来年9月に公開されることが28日、分かった。タイトル通り、97年の連続ドラマから始まったシリーズは、今作で最後。フジテレビの亀山千広映画事業局長(55)は「スタッフ、キャストの15年分の思いが詰まった作品にしたい」と息巻いている。
映画第2弾「踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は、実写邦画で史上最高興収となる173・5億円。“ドンパチ”がメーンの過去の刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の上下関係や人間模様を描き、社会現象にもなった「踊るシリーズ」が、ついに15年の歴史の幕を閉じることになった。
突然の発表に驚きを隠せないファンも多いかもしれない。だが、実は昨年公開された映画「踊る大捜査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」を製作する時点で、今作での終了は決まっていた。
亀山局長は「そろそろ区切りをつけたい思いがあった。『―3』を撮る時点で、次をやって終わりにしようと、(脚本の)君塚(良一氏)、本広(監督)とで話し、織田君や深津(絵里)ちゃんら、ドラマ時代からのレギュラー陣にも相談して決めました」。昨年7月に「―3」が公開された当日には、既に今作の最初の打ち合わせが行われていたという。
もちろん作品は、“ファイナル”にふさわしい内容になる、と亀山局長は自信顔だ。詳細は明かされないが、「お台場でエネルギーサミットが開催されている時期に発生した、警察上層部が瓦解しそうな事件」。これまで同様、3日間に同時多発的に大小さまざまな事件が起こるストーリーとなりそうだ。
前作「―3」では、シリーズの醍醐(だいご)味である織田演じる青島俊作刑事と柳葉敏郎(50)演じる室井慎次警視監の絡みが少なかったが、「今回はガッチリです」と亀山局長。さらに、青島と深津絵里(38)演じる恩田すみれとの恋の行方!?も描かれるという。
15年間作品を引っ張ってきた織田は「最後と聞いて寂しい思いもありますが…。青島15年の集大成を見せられるよう頑張ります。お楽しみに!」とコメント。現在は、脚本の最終稿を仕上げている段階で、来年1月中旬にクランクインする予定となっている。
◆「踊る大捜査線」シリーズ 脱サラして念願の刑事となった青島(織田)。だが、現実の刑事の仕事は夢に描いていたものと違っていた。その中で、同僚の恩田(深津)や刑事の大先輩・和久平八郎(故・いかりや長介さん)、キャリア組ながら現場の味方でもある室井(柳葉敏郎)らとタッグを組み、事件に立ち向かう。警察内部の人間関係や、官僚と現場の対立を描いてヒット。恩田や和久はもちろん、北村総一朗演じる湾岸署長らの「スリーアミーゴス」など、周辺のキャラクターに特色を持たせたのも人気の要因。脇役を主人公にしたスピンオフ(派生作品)も製作された。
[2011/12/29-06:05 スポーツ報知]











