俳優の長谷川博己(34)が今秋公開の映画「鈴木先生」で初主演することが22日、分かった。昨年、テレビ東京で放送された連続ドラマは極度の低視聴率で、平均2・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったが、DVD販売が好調な上に、最高視聴率40・0%(同)を記録したドラマ「家政婦のミタ」で長谷川がブレークしたことで、異例の映画化が決定。現在、連ドラ2本に出演する売れっ子が、汚名返上に挑むことになった。
ドラマの借りは映画で返す。現在、TBS系「運命の人」(日曜・後9時)、テレ朝系「聖なる怪物たち」(木曜・後9時)という2本の連続ドラマをかけ持ちするなど、「ミタ」以降ブレーク中の実力派俳優・長谷川が、昨年4月期に放送されたテレ東系ドラマ「鈴木先生」の劇場版で再び、教壇に上がる。
黒ぶちメガネにループタイがトレードマーク。異色の中学教師は自他ともに認めるハマリ役だ。長谷川が演じる鈴木は「金八先生」の武田鉄矢(62)、「熱中時代」の水谷豊(59)のように学園ドラマの定番である熱血教師とは正反対の草食系。だが、内面に悩みを抱えながら理想を追い求める姿勢は、謙虚に芝居に取り組む長谷川の姿と重なる。
NHKドラマ「セカンドバージン」で注目を集め、「家政婦のミタ」で一躍人気俳優に。共演の松嶋菜々子(38)からは「計算しなくても面白いことができる」と天性の三枚目ぶりを評価された。スマートなルックスとユーモアを併せ持つ長谷川は、映画初主演にあたり「(ドラマと)同じスタッフ、キャストとともに10年、20年と愛される作品にしたい」と意気込んでいる。
テレビドラマ版は月曜日の午後10時枠で、日テレ系「しゃべくり007」、フジ系「SMAP×SMAP」などの人気番組と放送時間が重なり、視聴率は低迷したが、テレビ東京の山鹿達也プロデューサーは「『視聴率』より『視聴質』を評価していただけた」と胸を張り、映画化にも自信を見せている。
3月5日から撮影に入り、共演には山口智充(42)、臼田あさ美(27)ら。脚本は映画「ALWAYS 三丁目の夕日」「キサラギ」などの人気脚本家・古沢良太氏が手掛ける。
◆長谷川 博己(はせがわ・ひろき)1977年3月7日、東京都生まれ。34歳。文学座在籍中の02年、「BENT」で初舞台。以後、蜷川幸雄演出の多数の舞台に出演。NHKドラマ「セカンドバージン」(10年)、日テレ系「家政婦のミタ」(11年)で注目を集める。現在はTBS系「運命の人」、テレ朝系「聖なる怪物たち」に出演中。182センチ。血液型A。
[2012/2/23-06:04 スポーツ報知]











