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巨人・大田泰示内野手(19)が11日、日韓クラブチャンピオンシップ(対KIA戦、14日・長崎)で“プロ初安打”を狙うことを宣言した。ルーキーイヤーの今季は1軍で1打数無安打に終わったが、この日、東京Dでの練習では、フリー打撃でサク越えを連発するなど調子は上向き。1978年オフの日米野球でメジャー相手に本塁打を放ち、翌年、レギュラーを獲得した中畑清内野手(現野球評論家)のように、飛躍のきっかけにするつもりだ。
強烈な打球音が東京Dに響き渡った。大田のライナーが次々と左翼席に飛び込んだ。1軍練習のフリー打撃。「以前より当たりが強くなりました。いい感じです」。2階席に飛び込む推定140メートル弾を放つなど好調をアピール。長崎への移動を前に、確かな手応えをつかんだ。
アジアのクラブチャンピオンを決める大舞台に向け、冷静に目標設定した。大振りになり過ぎて調子を崩さないため、「センター前に打ちたい」と控えめ。あえて一発宣言はしなかったが、「打球の伸びが全然違う。意識はセンターですけど、(真芯に)当たった時は知りませんよ。上がれば飛んでいくと思います」と自信を見せ“プロ初アーチ”の予感を漂わせた。
今季、1軍で唯一の打席となった6月21日のロッテ戦(東京D)は3球三振。だが、この時期の試合で活躍、一気にレギュラー取りを果たした先輩がいる。76年の入団以来、3年間でわずか12試合の出場だった中畑が、78年の日米野球で2ランを放ち、強烈な印象を残し、翌年、三塁のレギュラーとなった。今季、G球場でその中畑氏からインタビューを受け、「2軍の雰囲気が心地良くなったらダメだ」と激励されたことがある大田は「ここで打てれば自信になると思います」と、“中畑式飛躍”に闘志を燃やした。
KIAとの決戦は一発勝負。伊原ヘッドコーチが「ベストメンバーでいきます」と明言しているため、ベンチスタートが濃厚だ。それでも「最初の打席で1本打ちたいですね」と心の準備はできている。1軍で打てなかった悔しさを糧に、2軍ではチームトップの17本塁打を記録した。有終の美を飾って成長を証明、来季へ弾みをつける。
(2009年11月12日06時01分 スポーツ報知)
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