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巨人・原辰徳監督(51)が1日、「8番・三塁」レギュラー候補の1人に挙げている大田泰示内野手(19)に熱血指導を行った。雨ですべて室内での練習となったが、三塁守備のステップ、セーフティーバントの転がし方など、身ぶり手ぶりを交えて徹底的にたたき込んだ。スローガンに「原点」を掲げ、「原点とは基本に戻ることだ」と力説する指揮官は、野球の基本の大切さを訴えて、キャンプ初日を終えた。
見過ごすわけにはいかなかった。木の花ドームで行われた内野手の守備練習。三塁後方から見ていた原監督が、目の前でボールをさばく大田を呼び止め、さっそく“メス”を入れた。「フットワークが正しくないと、正確なスローイングはできない」。厳しい表情で熱血指導を始めた。
この日の大田の送球は、制球に多少ばらつきがあった。原因は足の運びだった。大田は送球時、右足を左足の後ろ側にステップすることが多い。左足の前方側へ踏み出したほうが無駄がなく、安定感は増す。原監督は、正確にステップを踏み、しかも送球時に右ひじをしっかり上げてから投げることの大切さを訴えたようだ。
山口、松本らに続き、2010年に台頭しそうな若武者は誰か。大田は、ライバルの中井とともに未来の「8番・三塁」として、その筆頭候補に挙がっている。ただし原巨人では、守れない選手は使わない。スローガンに「原点」を掲げ、「打つこと、投げること、何事にも基本がある。原点とは基本に返ることだ」と訴える指揮官が、その言葉どおり「捕る」「ステップを踏む」「投げる」という守備の基本動作をたたき込んだ。
熱血指導はこれだけで終わらない。屋内フリー打撃でセーフティーバントがうまく打てない55番を見つけると、自らケージに入って絶妙に転がしてみせた。これには大田も「うまかったです。さすが監督です」と脱帽。「僕だけじゃなく、いろんな選手も(監督に)見られていると思うので、負けずにアピールして、試合で使ってもらえるように頑張りたいと気を引き締めた。原巨人の2010年は、野球の基本と向き合いながら切磋琢磨(せっさたくま)するキャンプで幕を開けた。
◆09年キャンプの原監督の大田指導メモ 初日のフリー打撃から、ケージの後ろで熱視線。体の回転など細かくアドバイスを送った。厳しい内角攻めに対応させようと、マスクを装着させ、顔面付近に球を投げ込む厳しい練習も課して鍛え上げた。大田はキャンプ中盤で2軍落ちすることになったが、「この1か月、2か月の時が彼を成長させる」と期待の言葉を贈った。
(2010年2月2日06時02分 スポーツ報知)
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