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巨人の坂本勇人内野手(23)が8日、サンマリンスタジアム宮崎のフリー打撃で山口と対戦し、全方向に安打性の当たりを打ち分けた。キャンプでは長野にならい、右打ちを徹底していた。12スイングで3安打ながら、右翼にも鋭い打球をはじき返し「イメージ通りに打てました」と手応え。2012年型の広角打法で、3年ぶりの打率3割突破を目指す。
思い描いた通りのライナー性の打球が、右翼前の芝で弾んだ。坂本は山口の8球目、外角直球に対し、左足を踏み込み、逆らわずにバットを出した。今キャンプで初めて投手と対戦する“実戦打撃”。12スイングで3安打ながら、レフトとセンターにもライナーで安打性の当たりを放ち、「しっかりと打てた」と満足そうに振り返った。
相手に不足はなかった。ここまで6日間のフリー打撃では、約1キロのマスコットバットだけを振ってきたが、山口相手にふだん使用するバットを解禁した。「ピッチャーの球を見られたことは良かったと思います」。思い通りの結果を残し、確かな感触を手にした。
昨季まで、中堅から左翼方向の打球が半数を占め、外角の球を平凡に打ち上げる場面も目立った。オフから長野の打撃を手本に、徹底した右打ちを繰り返した。「追い込まれて苦しい時に、ああいう打撃ができると大きい」。進化の一端をのぞかせた。
全体練習後には木の花ドームに向かい、感触を忘れないようにバットを振り続けた。小笠原が愛用する厚さ10センチほどの弾力性のある赤マットを使ったティー打撃にも挑戦。スパイクを脱ぎ、マットの上に乗った。下半身のバランスを保たないと、打ち返すことができない。試行錯誤しながら右打ちの精度を高め、2012年型の広角打法の完成を目指す。
12日の紅白戦を手始めに、本格的な実戦がスタートする。昨季は打率2割6分2厘に終わり、今季は打率3割が絶対的な目標だ。「まだ、これからですから」。次は実戦で真価を見せる。
(2012年2月9日06時04分 スポーツ報知)
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