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◆巨人紅白戦 白組0―4紅組=特別ルール=(12日・サンマリン宮崎) 原巨人が、12日の紅白戦で新たな戦術を披露した。無死一塁で、打者にフルカウントからスリーバントのサインを出し、成功。奇襲ともいえる「オートマチックバント」で小技を絡めた野球を展開した。昨年から飛ばない統一球が導入され、1点差試合は23勝27敗だった。ロースコアの接戦をものにするためにも、有効な作戦だ。
三塁側の紅組ベンチが盛り上がった。5回無死一塁。実松はフルカウントからの7球目を投手前に転がした。初球、2球目はバントの構えをしながら見逃したが、追い込まれてから粘り、ベンチは奇襲を掛けた。続く大田の適時打で先取点を奪い、見事にはまった。原監督は「選択肢としては奇襲ではあるけど、確率でいくならフルカウントになれば四球もあるし、ああいう作戦もあるということです」と胸を張った。
通常なら2球で追い込まれればそのままバントさせるか、併殺を逃れるために右打ちのサインを出す。だが、ヒッティングのままフルカウントに持ち込めば、投手は四球を嫌い、ストライクを取りにくる。バントはしやすくなるし、ボールでも好機は広がる。決して無謀な策ではない。
ただ、全選手に出すサインではない。投手や小技のできる2番候補の藤村、松本哲らがターゲットだが、その藤村は1回無死一塁で2度、バントを失敗した。守備でも6回無死一塁の三ゴロで二塁に入ったが、一塁に悪送球するなど、持ち味を発揮できなかった。
指揮官は「藤村は守備の要にならなくちゃいけない。ああいうイージーダブルプレーで悪送球しているようでは」と手厳しかった。打線が機能しない時、小技は突破口を広げる。ここぞでのタクトに応えるために、選手は常に万全の準備が必要となる。
(2012年2月13日06時03分 スポーツ報知)
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