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◆アスレチックス6x―5レッドソックス=延長12回=(14日・オークランド) レッドソックスの松坂大輔投手(28)がアスレチックス戦で1回に5失点し、渡米後最短となる交代を命じられた。フランコーナ監督はWBCの疲れによる乱調と断定。15日の状態次第で故障者リスト(DL)入りの可能性が出てきた。胃潰瘍(かいよう)でDL入りしていた、もう一人の侍ジャパン戦士、マリナーズのイチロー外野手(35)が15日にエンゼルス戦で復帰。あと2本と迫っている張本勲氏の通算3085安打への挑戦がスタートする。
ベンチに戻った瞬間、フランコーナ監督から肩をたたかれた。問答無用の交代。松坂は何も言わず、そのままロッカーへと消えた。43球を投げた初回、5安打、2四球で5失点の内容では、続投志願などできるはずもなかった。メジャー3年目で最短となる1回KOとなった。
マウンドでの躍動感がなかった。味方の3点先制を守りきれず、逆転も許した。「前回と同じようなことを繰り返して、申し訳ない」今季初登板で黒星を喫した9日のレイズ戦同様、真っすぐが走らなかった。5回に打線の奮起で同点となり、黒星が消えたのがせめても救いだった。
先発が1イニングしかもたなかった試合は、やはり最後にそのツケが回ってきた。その後の4投手が10イニングを無失点に抑える粘投を見せても、最後は力尽きて延長12回のサヨナラ負け。試合後のクラブハウスでは、松坂の再調整問題がぼっ発した。試合中、広報から降板理由が「肩の疲労」と発表されたことも影響した。
「明らかに球威がなく、変化球のキレもない。100%の状態じゃない」ファレル投手コーチが早期降板の理由を説明すると、フランコーナ監督は不調の原因をWBCの激闘による疲労と断定。「ダイスケが数日前、WBCの影響による、右肩後ろの張りと疲れを訴えていた。訴えたというか、トレーナーの見解もそう。心配してきた通り、早く仕上げすぎたんだ」
だが、これを伝え聞いた松坂は、あ然。「自分自身では特別なことは体に起きてないと思っています」。次回登板も、当然ローテーションを守るつもりでいたが、「そう言われているならば、明日になってみないとわからない」と、強制的に休養させられる可能性を感じ取った。
松坂は昨季、休養目的で15日間のDL(故障者リスト)入りしている。ただ、今回は同様の措置を簡単にとれないチーム事情がある。この日、エースのベケットが12日のエンゼルス戦での危険球への制裁として、近く6試合の出場停止を科され、1回の登板回避が決定。42歳のベテラン、ウェイクフィールドが中4日でフル稼働できるかは疑問で、背番号18なしでは先発ローテを回すことが厳しい現状だ。
投げたい松坂と、休ませたい球団。最終決断は一夜明けた15日に下される。
(2009年4月16日06時03分 スポーツ報知)
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