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日本学生野球憲章検討委員会は30日、都内で記者会見を開き、学生野球憲章の改正第1次案を公表した。現行では禁止されているプロ・アマの練習や試合などの技術交流を、一定の条件下で認める原則を盛り込んだ。第1次案では、プロ野球と大学野球のオープン戦が可能となり、楽天・田中対早大・斎藤など、夢の対決が実現する。
閉ざされていた扉が開放されるプランが示された。1946年に制定されて以来、初めて全面改定となる新憲章の改正案には、承認を得た上でプロ野球と学生野球の技術交流を認める原則が盛り込まれていた。練習やオープン戦を通して、あこがれのプロ選手と対決できる。そんな画期的な内容だ。
検討委は、現行憲章が原則禁止していたものを180度、方向転換。石井紫郎委員長(元東大法学部長)は「プロの育成枠と高校生が試合をするのも、物理的には可能」と説明した。早大・斎藤佑樹投手(3年)ら将来のスター候補が、プロ入り前に力試しをすることも不可能ではない。引き分け再試合までもつれ込んだ06年夏の甲子園決勝、早実・駒大苫小牧戦で投げ合った楽天・田中との“再戦”も、早ければ来年に実現。巨人・坂本との真剣勝負も夢じゃない。
大きな改革の理由を、石井委員長は「今までは(アマ側が)門戸を閉めすぎていた。交流の形を改め、(金品の授受、商業利用しないことなど)一定の条件を定めて認める。高度な技術指導は、学生野球の水準の発展にもつながる」と話した。すでに「夢の向こうに」と題したシンポジウムで、現役プロ選手が高校野球部員に技術指導をしている現状などにも即し、改正案でも踏み込んだ形だ。
今後は学生野球の各団体で意見を集約し、11月25日の学生野球協会理事会で第2次案、2010年2月の同評議員会で最終案が出され、同4月から発効される予定。交流の場が入団交渉など不正の温床にならないか、といった懸念もあり、第1次案自体が大きく見直される可能性もあるが、実現すれば、野球界全体の発展に結びつくものとなりそうだ。
◆改正第1次案の第15条第1項 学生野球団体および加盟校は、日本学生野球協会の承認を受けて、学生野球の発展を目的として、次に掲げる活動を通じ、アマチュア資格を持たない者(本憲章により除名処分を受けてアマチュア資格を失った者を除く。)と交流することができる。〈1〉練習、試合など〈2〉講習会、シンポジウムなど〈3〉その他学生野球の発展に資する交流
(2009年8月31日06時00分 スポーツ報知)
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