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◆練習試合 日本ハム2─4広島(11日・名護) 日本ハム・斎藤佑樹投手(23)がチーム今季初の対外試合となる練習試合・広島戦(名護)に先発。2回1死、会沢翼捕手(23)に右中間へ場外弾を浴び、2回1安打1失点。屈辱のスタートに試合後は「悔しいです」と表情を曇らせた。ドラフト7位ルーキー・大嶋匠捕手(21)=早大ソフトボール部=は代打で登場。2打数無安打に終わったが、ともにファーストストライクから積極果敢なスイングを見せ、初采配となった栗山英樹監督(50)をうならせた。
失投を悔やんだ時は、もう遅かった。斎藤が苦渋の表情で着弾点を見つめた。2回1死、同世代・会沢への初球だ。137キロの直球が、外角高めに浮いた。5番打者の打球はバックスクリーン右へと放物線を描き、球場のフェンスを越え、その先にある防球ネットに突き刺さった。推定135メートルの場外弾。野球の神様が用意した幕開けは、悲劇だった。
「一発場外というのは、ないですよね。ビックリしました。チームにとって初の対外試合なので、結果にこだわりたかった。1球の失投の怖さを、あらためて感じた。去年に比べて良かったけど、自分の中ではもっと、もっと、もっと、もっとできると思ったんで…」
オフの鍛錬の結果、体重移動がスムーズになり、球のキレが増した。それを「0」という数字で実証したかった。無四球の2回1安打1失点。悲観する内容ではないが、欲しかったのは結果だけ。険しい顔つきが、今季への覚悟を物語っていた。
この日のテーマは「強い直球をストライク先行で投げること」。全24球中、直球が18球を占め、最速141キロで真っ向勝負した。初回は先頭・赤松を3球三振に仕留めるなど、3者凡退に封じた。まだ2月上旬と、投手は準備段階。打者は直球狙いで振ってくる。被弾後もひるまず直球勝負にこだわった。吉井投手コーチは「佑ちゃん、良かったよ」と声を弾ませながらも「直球を待つ打者を直球でやっつけてほしい。みんなが思っているより、佑ちゃんはパワーピッチャーやで。変化球はスットコドッコイだから」と新たな宿題を課した。
初采配の栗山監督は「『佑樹、それはダメだよ』と思い切り反省してもらう」と、被弾に苦言。さらに「このチームでエースになることは求めていない。もっともっと高い意識を求めている」と強い期待を口にした。「でも、そんなこと言ってもさ。正直良くなっているよね。ムフフフフ」と本音も漏らした。
照準は3月30日の西武戦(札幌D)での開幕投手。「まだまだ開幕投手は遠いと思うが、争いに加わっていくのは大事」と気迫をにじませる。次戦は16日の横浜DeNA戦(名護)に先発予定。プロローグはホロ苦でも、後ははい上がるだけだ。
(2012年2月12日06時00分 スポーツ報知)
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