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故・石ノ森章太郎さん原作、東映制作の人気特撮シリーズ「仮面ライダー」。1971年に藤岡弘、(63)主演で人気に火がつくと、40年近く歴史と伝統が受け継がれてきた。
石ノ森さんの没後、00年に「仮面ライダークウガ」(オダギリジョー主演)が誕生し、「平成仮面ライダーシリーズ」がスタート。現在放送中の「仮面ライダーW」(桐山漣主演)でシリーズ10周年を迎えた。並行して劇場版も製作され、12日公開の「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦2010」で「平成―」の累計観客動員も1000万人を突破した。
そのプロデューサーを務めてきたのが、同社の白倉伸一郎さん(44)。「一番大事にしているのは、石ノ森先生の遺志。ご存命の時は(打ち合わせで)多少むちゃを言っても、笑って許してくださったりした。先生がいらっしゃらない分『先生だったらどう考えるか』を意識している。『原作 石ノ森章太郎』と流れた時、恥じないものにしないといけませんから」
初期のライダーと比べ、平成ライダーはコンセプトも異なる。「昔のライダーは冷戦構造がベース。『鉄のカーテンの向こうからやって来る怪しい組織と戦う』と言ってもリアリティーがあったけど、今はリアルさがなくなってしまった。勧善懲悪よりも『自分自身は何だと考えながら、前を見つめ、未来に向かっていくこと』に重きを置いている」
殺伐とした現代社会で「完全無欠のスーパーヒーローでないこと」が親近感を増し、人気の要因になっていると分析。「姿、形は変わっても、普通の人間としての悩み、傷ついた心を持ったり、人間的な部分を併せ持っていることが共感を呼んでいるのではないか」
平成ライダーでは若い女性ファンの獲得に成功したが、あくまでメーンターゲットは少年男子。「子供たちが親になり、またその子供と楽しんでもらえる。そんな世代を超えた存在でありたい」
◆白倉 伸一郎(しらくら・しんいちろう)1965年8月3日、東京都出身。44歳。東京大学文学部卒。90年東映入社。91年テレ朝系「鳥人戦隊ジェットマン」にプロデューサー補で参加。92年同「恐竜戦隊ジュウレンジャー」でプロデューサー昇格。96年テレ東系「超光戦士シャンゼリオン」でチーフプロデューサー昇格。08年に東映東京撮影所所次長に。
(2009年12月15日12時23分 スポーツ報知)
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