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ピーター(56)が芸能生活40周年の節目の年を迎えた。タレント活動と並行して6月は京都・南座で井上ひさし原作「頭痛肩こり樋口一葉」に出演。夏からは「数十年ぶり」というアルバムを出す準備が始まっており、それをひっさげてのツアーも行う予定。一方、17日からいまも語り継がれる衝撃的なデビュー作「薔薇の葬列」(松本俊夫監督)のニュープリント上映も始まる。“40歳”のピーターに「原点とこれから」を聞いた。
「記憶って本当に不思議。40年。長いようで短いし、遠い昔なのにすごく最近に思えたり。でも感傷に浸るのはイヤ。いつも『過去なんてバイバイ』の気持ちでやってきたのが良かったのかな」映画にミュージカルにストレートプレー、歌手活動…幅広い活動で一線を走り続けてきた。
過去にとらわれない生き方。昨年は主演舞台の代表作「越路吹雪物語」に惜しげもなくピリオドを打った。「いつもだけど、自己満足といつまでも役にしがみつくことはしたくないのね」今年は6月の「頭痛肩こり樋口一葉」に出演後、新たな展開が控えている。
「数十年ぶり」というアルバムの準備に入っている。「日本の名曲やシャンソンも入れると思う。ピーターってこんなに歌える、シンガーでもあることを聴いてほしい」大ヒットした「夜と朝のあいだに」で歌手デビューしたのは69年10月1日。この節目に合わせたツアーの計画も進められている。
17日からは芸能界デビューした映画「薔薇の葬列」が再上映される。ギリシャ悲劇「オイディプス王」をもとに、母を殺して父と関係を持った美少年を主人公にした話だった。
「下手で照れくさくて。20年間くらい映画の自分が見られなかった。恥部をえぐられるようで。でも今では自分とは別の子がけなげに必死で演じてるという感覚で見てますよ」撮影当時16歳。まさか芸能界で40年過ごすとは思いもしなかったという。
性別も年齢も超越した中で生きてきたピーターだが、ラ・サール中時代の同級生も定年が近づいている。「私はまだまだ現役。こんなに元気ってところを見せていきたい」と強く思っている。
◆ピーター 本名・池畑慎之介。1952年8月8日、大阪府生まれ。56歳。上方舞吉村流家元で人間国宝だった吉村雄輝さんの長男。舞台美術家・朝倉摂さんにスカウトされ69年、映画「薔薇の葬列」の主演で芸能界デビュー。同年「夜と朝のあいだに」で歌手デビューし、日本レコード大賞最優秀新人賞。近作に舞台「越路吹雪物語」「罠」など。芸名の由来はピーター・パンから。
(2009年1月17日06時05分 スポーツ報知)
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