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「恋はみずいろ」「オリーブの首飾り」などのヒット曲で知られるフランス人指揮者のポール・モーリアさんが3日、仏南部ペルピニャンの病院で死去した。81歳だった。家族らが4日、明らかにした。死因は公表されていない。「イージーリスニング」というジャンルの第一人者として世界的に人気を博した。特に日本人に親しまれ、日本でのコンサート回数は1200回に及んだ。
「イージーリスニング界の大御所」が天国へ旅立った。
日本のファンクラブのホームページによると、モーリアさんは先週別荘に滞在中に体調不良を訴え、2日前にペルピニャンの病院に検査入院。その後容体が急変したという。病名についてはまだ公表されていない。
モーリアさんは1998年の日本ツアーを最後に指揮者を引退。その後は後進に譲ったが、「ポール・モーリア・グランド・オーケストラ」は活動を継続。昨年も来日ツアーを行ったが、今年のツアーは中止されている。
クラシックからポップスに転向したモーリアさんは、65年に同オーケストラを結成。米グラミー賞を獲得した「恋はみずいろ」は全世界で約500万枚を売り上げ、自己最大のヒット曲となった。その後、「オリーブの首飾り」「エーゲ海の真珠」などが立て続けにヒットし、「イージーリスニング」というジャンルを確立。
上品で聴きやすいサウンドが日本でも大人気となり、来日回数は20回以上、公演回数は1200回に及ぶ。「オリーブ―」は手品のBGMの定番として現在も有名。「エーゲ海の真珠」「そよ風のメヌエット」はワインのCMに使われた。現在もラジオのBGMなどで多数の曲が使われている。
モーリアさん自身も「日本は第2の故郷」と語る親日家で、95年の阪神大震災の際には被災者救済のためのアルバム「カルテット・フォー・神戸」をつくった。
◆ポール・モーリア 1925年3月4日、フランス・マルセイユ生まれ。パリ国立音楽院を卒業し、18歳から音楽家として活動。65年にポール・モーリア・グランド・オーケストラを結成し、68年発表の「恋はみずいろ」が世界的ヒット、米グラミー賞を獲得した。ほかに「蒼いノクターン」「エーゲ海の真珠」「そよ風のメヌエット」などヒット曲多数。
(2006年11月5日11時49分 スポーツ報知)