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「高校三年生」「高原列車は行く」などのヒット曲で知られる作詞家の丘灯至夫(おか・としお、本名・西山安吉=にしやま・やすきち)さんが24日午前4時2分、腎不全のため、東京都千代田区の病院で死去した。92歳だった。「高校三年生」を歌い続けた舟木一夫(64)はこの日、気丈にコンサートを行い、「自分の育ての親を失ったような気持ち」と悲しみのコメントを発表。葬儀・告別式は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く。
丘さんを“育ての親”と慕ってきた舟木はこの日、都内でのコンサート前にコメントを発表。
売り上げ枚数230万枚の「高校三年生」を作曲した遠藤実さん(享年76歳)も昨年12月に亡くなっており「『高校三年生』の産みの親が相ついで亡くなられてドラ息子だけが残っちゃいました。青春時代、丘・遠藤両先生に沢山のヒット曲をいただいて育ちましたから、何だか自分の育ての親を失ったような気持ちです」と、悲しみをにじませた。
同曲は63年に大ヒット。丘さんは日本レコード大賞作詞賞、学生服姿で歌った舟木も同新人賞を受賞。橋幸夫(66)、西郷輝彦(62)とともに歌謡界の御三家と称され、一躍人気者となった。
ほかの代表曲「修学旅行」「君たちがいて僕がいた」も丘、遠藤コンビによる作品。この日は「高校三年生」を会場の合唱と拍手に乗って熱唱後、「この歌から46年ですよ」としみじみ振り返ったが、丘さんについては触れず。遠藤さんが亡くなった直後の公演でも遠藤さんについては語っておらず、曲を聴きに来たファンのことを考え、悲しみをこらえて一線を引いているようだ。
丘さんは昨年6月に慢性腎不全を患い、今年6月から入院。ここ2~3日で容体が急激に悪化し、葬儀の喪主を務めるノブヨ夫人や長男夫婦にみとられ息を引き取った。
晩年は乗り物の作詞に取り組み、念願の「霊柩車は行くよ」(歌・エノケソ)を昨年リリースし、「感無量だ」と喜んでいたという。両A面の「あの世はパラダイス」とともに作曲は小林亜星氏。丘さんは最近も「自分の出棺のときはこの曲(霊柩車は―)を流してほしい」と希望しており、実際に流れる予定だ。また「百歳音頭」の作詞に意欲を見せ、すでに1番を完成させ、2、3番の作成も希望していたという。
(2009年11月25日06時01分 スポーツ報知)
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