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保護責任者遺棄致死などの罪に問われている元俳優・押尾学被告(31)の元妻で女優の矢田亜希子(31)が17日、都内で取材に応じ、事件について初めて語った。何度も涙を流しながら「(薬物使用の)疑いすら持っていなかった。見抜けなかったことが自分でも情けない」と告白。ドラマで約1年ぶりの仕事復帰が決まったが「子どもがいるから頑張れる。母は強し」と2歳4か月になる長男のため、出直しを誓った。
昨年8月3日の事件発覚から7か月―。計り知れない心労を隠すように、矢田は笑顔で取材陣に「今日はありがとうございます」と頭を下げた。やつれた様子はなく、大きな目でまっすぐ前を見据えながら押尾事件について語り始めた。
事件の一報は事務所スタッフからの電話で知った。事件直前の7月30日、押尾被告は家に2~3時間立ち寄ったが変わった様子はなく、逮捕は青天の霹靂(へきれき)。「夢にも思わなかった。まさか法に触れることに手を出す人だとは思わなかった」
当時はまだ夫婦。だが、06年の11月の結婚からわずか3か月で、海外と日本を行き来する押尾被告とは別居。昨年初めから離婚話が進んでいた。「夫婦なのに(薬物使用を)知らなかったのはなぜ?って思う人もいると思う。ともに生活して毎日食事してって生活を送っていなかった。(薬物を)見抜けなかったということは自分でも情けないし、ショックです」とうつむき加減で振り返った。
つらい思い出がよみがえったのか、話が進むにつれ表情が曇った。結果的に事件が離婚の決定打になったが、離婚の理由について聞かれると涙がこぼれ、目が真っ赤に充血。「(きっかけは)理想とする家庭像が違ったりとか、話し合いができなかったりとか」と声を絞り出した。
事件後、矢田自身も警察の聴取を何度も受けた。人生最大のショックから立ち直るきっかけとなったのは長男の存在。「親である以上、一生責任を持って育てていきたい。母は強し、強くなきゃいけない」。家族のために約1年での復帰を決断した。
4月にフジテレビ系「刑事・鳴沢了~讐雨~(仮題)」(放送日未定)の撮影で仕事復帰する。「私自身がしっかりして前に進めば、分かっていただける。ちゃんと表に出て活躍できたら」。再出発のケジメとして、40分にわたり初めて語ったプライベート。取材を終えてホッとしたのだろう。写真撮影では、ぎこちなさの消えたいつものスマイルが戻っていた。
◆矢田 亜希子(やだ・あきこ)1978年12月23日、川崎市生まれ。31歳。中2の時にスカウトされ、95年にドラマ「愛していると言ってくれ」でデビュー。00年「クロスファイア」で映画初主演。02年「マイリトルシェフ」でドラマ初主演。05年の「夢で逢いましょう」で共演した押尾被告と06年11月に結婚。07年11月に長男・りあむ君を出産。09年8月に離婚。血液型O。
(2010年3月18日12時04分 スポーツ報知)
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