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◆男子プロゴルフツアー最終戦 報知新聞社主催日本シリーズJTカップ第1日(3日、東京よみうりCC、7016ヤード=パー70) 賞金ランキング1位の石川遼(18)=パナソニック=、同2位の池田勇太(23)=フリー=が、ともに8オーバー78で26位、まさかの最下位スタートとなった。史上最年少賞金王を争う両雄は最終組で対決したが、1アンダー69をマークした藤田寛之(40)=葛城GC=ら4人の首位に9打後れて共倒れ。王者たちの意地とプライドをかけた年度NO1決定戦が大波乱で幕を開けた。
夕闇に向かってドライバーを振り続けた。石川はラウンド直後、打撃練習場を独り占めし、一心不乱に降りしきる雨を切り裂いた。
1973年尾崎将司の26歳を更新する史上最年少賞金王の座を争う2人が、初日から最終組で激突。定刻通りの午前11時20分。ロープ際にびっしりと咲いた傘の花に見送られながら“世紀の直接対決”は始まった。
だが1番でドライバーショットを大きく右に曲げた石川は、4番は左の林に入れダブルボギー。7番でも左に曲げ、ラフからの第2打をグリーンオーバーのOBにして痛恨のトリプルボギーをたたいた。池田もダブルボギーの嵐。2人そろって最下位に沈んだ。
石川はドライバーのフックが止まらなかった。「傾斜からグリーンを狙うことが多くて足腰が疲れた」。12番ではまさかの“チョロ”で、飛距離わずか171ヤード。フェアウエーをとらえたのは5番と11番しかなかった。唯一のバーディーを17番でようやく奪い「本当にすいませんという感じだった」と天を仰いだ。
3年連続3度目の出場で78は最悪。今季でも5月の三菱ダイヤモンドカップ第2日の80に次ぐワースト2位の大たたきとなった。最下位に沈んだのはアマチュア時代の07年10月、ブリヂストンオープン第2日以来となる“屈辱”だった。
「最終戦で結果を出そうという気持ちが普段より強かった」。小学4年生の時、家族で観戦に訪れた日本シリーズJTカップ。18歳を乱したのは池田との直接対決でも賞金王への欲でもない。シーズンを締めくくる大一番、1年の優勝者ら限られた戦士による舞台が重圧となっていた。
首位とは9打差。それでも、今大会では首位に8打差スタートから逆転優勝したケースが3度ある。池田の出遅れで賞金王にぐっと近づいたが「新しい気持ちで上位を目指したい」と仕切り直し。くしくも第1組で池田と再戦する第2日。初心に立ち帰り、奇跡へのリスタートを切る。
(2009年12月4日06時03分 スポーツ報知)
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