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◆男子プロゴルフツアー最終戦 報知新聞社主催日本シリーズJTカップ第2日(4日、東京よみうりCC、7016ヤード=パー70) 自身初の最下位発進となった石川遼(18)=パナソニック=は、2バーディー、4ボギーの72とスコアを落とし、通算10オーバーとして、またしても最下位を抜け出せなかった。同じく26位で出た池田勇太(23)=フリー=は、1バーディー、2ボギー、1イーグルの69で通算7オーバーの22位となった。今季初勝利を狙う近藤共弘(32)=フリー=が2イーグルを含む67をマークし、通算2アンダーとして首位に1打差の2位につけた。
素直な思いだった。「悔しくてしようがない。初日からやり直したい」。不可能なことは分かっている。しかし、石川は苦しみの詰まった胸の内をさらけ出した。
初日に大きく出遅れ、自身初の最下位発進となった第2日。出だしの1、2番で3メートル弱のバーディーチャンスを逃しながらも、4番で6メートルを沈め、6番パー5では第3打のアプローチを1メートルに寄せてバーディーを先行させた。
しかし、3パットとした9番から悪夢の3連続ボギー。グリーンを攻略できず後退した。流れをつかめない石川を象徴したのが17番。大会前に「イーグルを狙いたい」としていたパー5。第1打でフェアウエーをとらえ、残りは175ヤード。しかし、8アイアンでピンを狙った第2打は「思い切って打てなかった」とグリーンに届かず手前の花道へ。アプローチも寄らず、絶好のイーグルチャンスが“パー”。ため息がもれた。
この日は前日の雨天がうそのような快晴。史上最年少賞金王の座をかけた対決を一目見ようと、記録の残る1994年以降、予選ラウンドでは大会最多となる7227人のギャラリーが集結した。それでも、石川の表情は最後まで曇りがちだった。
約2455万円差で賞金ランキング2位につける池田が、優勝できなければ、石川は賞金王の座につく。同じ最下位で出た池田も、スコアを1つ伸ばしただけで首位とは10打差となり、その瞬間は秒読み段階に入った。だが、そんなことは頭にない。「いい時に比べてボールのサイドスピン(横回転のスピン)が多く、フックになる」と悔やみ、ラウンド後は2日連続で打撃練習場に直行。ドライバーを中心に100球を打ち込んだ。
「18番グリーンに堂々と上がってこられるように、最後まで注目されて終わりたい」。まだ、折り返し地点。今年最後に訪れた試練も乗り越えてみせる。
◆賞金王の行方 可能性を残すのは石川と池田だけ。石川は池田の優勝以外は賞金王となる。また石川は、優勝なら01年伊澤利光(2億1793万4583円)を上回る史上最高額となる。
(2009年12月5日06時03分 スポーツ報知)
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