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◆第86回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=報知新聞社後援)(2日、東京・読売新聞社前-神奈川・箱根町、5区間108・0キロ) 山梨学大は双子の弟・大谷康太(4年)が5区区間2位の走りで、2位に入った。首位・東洋大とは3分36秒差だが、前回9区区間賞の中川剛(4年)ら、経験豊富なメンバーで15年ぶり4回目の総合優勝を目指す。
アンカーの大谷康を選手たちは笑顔で出迎えた。「タイム的には差があるけど、2位までよく上がってきた」と上田誠仁監督(50)。4区で5位まで順位を下げたチームを、大谷ツインズの弟、康太が救って見せた。
ぶっつけ本番での起用だった。大谷康が5区に決まったのは、わずか1か月前。11月の千葉合宿でクロスカントリー練習をしたところ「(2年連続で5区を走った)高瀬と遜色(そんしょく)ない走りをしていた。康太でいくことを決めた」と指揮官。出雲5区区間賞、全日本4区6位と勢いに乗る“昇り龍”に最重要区間を託した。
10キロ過ぎには両足がけいれんするアクシデントが発生。だが「自分のペースを守ることだけ考えた」と冷静に対処。15キロの給水で足の状態が回復すると、明大、日体大を抜き去った。
最初で最後の箱根には並々ならぬ思いがあった。前回、前々回と2年連続で区間エントリーされながら、当日変更。「箱根を走りたい一心で、今季は頑張ってきた」。さらに大会4日前、指揮官から手紙を渡され「全20チームの中で、お前ほど我慢強いヤツはいない」と書かれていた。その期待にしっかり応えた。
レース後には、復路で10区を走る予定の兄・健太から「よくやったな、すごいな」と祝福の電話が鳴った。「次は兄貴の番だよ、と言いました。2人で箱根を走って、優勝できたらいい」と兄にバトンタッチした。
トップの東洋大との差は3分36秒。決して小さい差ではないが「復路は力のある4年生が中心。それぞれが自分の走りをしてくれれば優勝が見えてくるはず」と指揮官。プルシアン・ブルー軍団が、逆転Vを目指す。
(2010年1月3日06時01分 スポーツ報知)
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