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◆第86回東京箱根間往復大学駅伝競走・最終日(箱根駅伝=報知新聞社後援)(3日、神奈川・箱根町―東京・読売新聞社前、5区間109・9キロ)「超戦国駅伝」で名門が明暗を分けた。駒大は6区の千葉健太(1年)、9区の高林祐介主将(4年)の区間賞の活躍などで、2年ぶり8度目の復路優勝。往路8位から総合2位に食い込んだ。一方、昨年10月の出雲駅伝、同11月の全日本大学駅伝を制し、史上3校目の3冠を狙った日大は、5、6区の“山”での不振がひびき、総合15位と低迷。13年ぶりにシード権を失った。
3冠で飾るはずだった日大創立120周年のメモリアルイヤー。36年ぶりの優勝どころかまさかの15位に終わり、12年守ってきたシード権を喪失する悪夢の箱根路となった。選手たちには涙もなければ表情もない。現実を受け入れることができずに大手町にただ立ちつくした。「流れを作れなかった。往路での出遅れをひっくり返す力がなかった」と、堀込隆コーチ(51)は言い訳しなかった。
「1区で抜け出し2区で独走、5区までしのいで復路へつなぐ」作戦がスタートで出遅れ、5区でブレーキ。歯車は最後まで狂ったままだった。中大の84回に次ぐ81回の出場を誇る古豪にとって、15位はワースト順位。さらに出雲駅伝と全日本大学駅伝を制したチームのシード落ちは、史上初という不名誉記録にも見舞われた。しかし「これまでの2冠は運がよかった」と堀込コーチ。
外国人枠が存在しない出雲と全日本ではダニエルに加えベンジャミン(1年)が活躍したが、1人しか投入できない箱根ではダニエル頼みが否めなかった。10区間で区間1ケタ順位は4人だけ。「今日から予選会対策に取り組む。まずは帰ってミーティング」と指揮官は集団を外れても一人でペースを作れる“強い”選手育成に取り組んでいく。
2区でチームを2位まで引き上げたダニエル(4年)は「何も言えない。僕がもっといいタイムで走っていたら…後輩に申し訳ない」と区間賞の走りをもってしてなお自分を責めた。「今日のレースの映像を10回でも100回でも見ろ。現実から逃げるな。優勝への力に変えろ」。レース後に選手を集め小山裕三陸上部監督が飛ばした猛ゲキを心に刻み、次回は13年ぶりの予選会から必ずはい上がる。
◆日大の過去の苦戦 これまでのワーストは1996年大会の13位。往路13位と出遅れ、そのままシード落ち。その年の予選会で8位に終わり当時6位までに与えられた本戦出場を逃し、47年続いた連続出場が途絶えた。02年と04年はともに10位でシードに滑り込んでいる。
(2010年1月4日06時01分 スポーツ報知)
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