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青学大41年ぶりシード!天国のOBに届け校歌…箱根駅伝

シード権獲得に向け、最後の力を振り絞ってゴールに向かう青学大・鈴木

 ◆第86回東京箱根間往復大学駅伝競走・最終日(箱根駅伝=報知新聞社後援)(3日、神奈川・箱根町―東京・読売新聞社前、5区間109・9キロ) 往路9位スタートの青学大が6区・小川恭正(3年)が区間7位の走りをするなど、粘りを見せて総合8位。1969年大会以来、41年ぶりのシード権を獲得した。

 この瞬間を待ち続けた。アンカーの鈴木惇司(3年)が右腕を何度も突き上げフィニッシュ。部員30人が一気になだれ込みながら迎えた。大躍進の8位。涙と歓喜の輪ができあがり、41年ぶりに大手町に校歌が響く。集結した500人以上のOBらは思いを込めて「わが母校 青山学院!」と高らかに歌った。「大満足!! 最高にうれしい」。熱気の輪の中心で、就任7年目の原晋・長距離監督(42)は目頭を熱くした。

 往路9位で生き残るにはギリギリ。だが、目標の「シード権獲得」の決意は誰も揺らがなかった。9位でタスキを受けたアンカーの鈴木は今回唯一の一般入試部員。1年の時に田んぼに落ちかけるなど朝練にすらついていけなかったが、たくましく成長。前を走る明大を抜いて8位でゴールした。

 落ちこぼれ集団の飛躍に、全国に散らばっていたOBも集結。33年ぶり箱根路復帰を決めた前回の予選会ではのぼりは45本しかなかったが、今回は小旗が1万本に。後輩を応援する支援の輪が急速に広がった。総合9位の69年大会で“最後のシードメンバー”だった服部和則さん(62)は「一番喜んでるのは天国の太田徹だ」。涙を流しながら、二十数年前に30代半ばで急逝した同級生の名を挙げた。41年前、服部さんは2区を走り、1区の太田さんからタスキを渡された。ゴール目前でタスキが途切れた34年前は、太田さんはコーチを務めていた。服部さんは「彼の魂も大手町にいたと思う」と周囲を見回した。

 過去から現在、そして未来へ。一本のタスキにかけたドラマは再び動き出した。過去最高順位は68年大会の7位。自信に満ちあふれた指揮官は「次に目指すは優勝です」と胸を張って宣言した。

(2010年1月4日06時01分  スポーツ報知)

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