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◆第15回全国都道府県対抗男子駅伝(24日、広島市・平和記念公園前発着=7区間48キロ) 柏原が後輩に負けた。箱根駅伝5区で2年連続区間新を達成し、東洋大の2連覇に貢献した柏原竜二(20)が福島の3区(8・5キロ)に出場。長野の村沢明伸(18)=東海大=とともに、先頭に立ったが、ラスト1キロで突き放され、4秒差の3位でタスキリレー。区間タイムも24分18秒と村沢に1秒およばず同3位に終わった。北京五輪長距離代表の竹沢健介(23)=エスビー食品=を擁する兵庫が2時間20分2秒で3年ぶり3度目の優勝を飾った。(晴れ、9度、湿度77%、北北西の風1・2メートル)
久々に味わう“敗戦”でも柏原は笑っていた。「ハイテンションになった」。1学年下のライバル・村沢と7キロ以上におよぶ並走を振り返ると、満足げな表情を浮かべた。
今年の箱根駅伝で、2区日本人1位のスーパールーキーと2年連続5区区間新の新山の神・柏原。正月を沸かせた2人の対決は、いきなり訪れた。村沢が3秒先に4位でスタート。7位で受けた柏原が200メートルで追いついた。最初の1キロが2分36秒のハイペース。15秒前を走っていた首位・埼玉に1・4キロ地点で並んだ。
2人はホンダ所属の埼玉・秋山、日体大の主将で鹿児島・森との4人の先頭集団でも終始、前を引っ張った。決着がついたのは、7・8キロ地点だ。高架橋の下りを利用し村沢がスパート。直前に「気持ち悪くなって」むせた柏原が対応できずに遅れ、村沢から4秒遅れて3位でタスキリレー。区間記録も村沢に1秒およばず、大学入学後、初めて駅伝で日本人学生に敗れた。
だが、柏原にとって村沢の存在は心躍るものだ。トラックでは昨年5月の関東インカレ5000メートルで対戦し、柏原が勝っているが「村沢君と走るのは楽しい」と認める。箱根5区では2位の大谷康太(山梨学大4年)に4分8秒差をつけ“ひとり勝ち”だっただけに「1秒は気持ちの差。悔しいけど、これでもっと強くなれる。次は勝ちます」。目標の世界学生クロカン(4月、カナダ)に向け、大きな刺激を得た。
世界ジュニア選手権(7月、カナダ)を目指す村沢も「今度はトラックで勝ちたい」と笑った。次の対戦は5月の関東インカレが有力だ。学生長距離界の主役となった2人は、進化した姿で相まみえる。
◆柏原の敗戦 柏原は高校3年の全国都道府県駅伝で1区区間賞となって以来、同世代の相手には抜群の強さを誇ってきた。駅伝でも08年全日本大学駅伝2区で区間賞を獲得した。トラックでも、今季の関東インカレ5000、1万メートルでダニエル(日大)に次ぐ2位。主要大会では、08年5月の関東インカレ5000メートルで大西智、深津(駒大)に次ぐ5位(日本人3位)と、昨年7月のユニバーシアード(ベオグラード)1万メートルで6位の宇賀地(駒大、柏原は8位)に敗れた程度。
(2010年1月25日06時01分 スポーツ報知)
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