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◆プロボクシングWBA世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ 王者デンカオセーン・カオウィチット―同級11位亀田大毅(10月6日、大阪市中央体育館) 亀田家次男・大毅がWBA世界フライ級王者デンカオセーン・カオウィチットに挑戦することが10日、正式発表された。一昨年10月にWBC同級王者・内藤大助(34)=宮田=に挑戦して以来2度目の世界戦。WBA1位で挑戦を弟に譲る形となった長男・興毅(22)は亀田ジム独立後、初めての世界戦へ向け“営業マン”となって全面バックアップすることを約束した。
複雑な思いは確かにある。だが、興毅の大毅への“親心”がそれを上回った。「亀田ジムができて初の世界戦やしな。オレが狙っていたタイトルやけど、決まったんやから仕方ない。大毅が勝てるよう頑張るよ。スーツ、ネクタイで営業マンやろうか。名刺も作らんと」。笑顔でバックアップを誓った。
当初はWBA1位の興毅がデンカオセーンへの挑戦を表明。しかし、交渉を重ねるうちに両陣営から大毅の名前が浮上。条件面で合意し、WBAからの認可も下りたという。内藤戦での反則行為で1年間のライセンス停止。試合をしたくてもできない状態だった大毅を励ましてきた興毅は「このままじゃ(大毅の)ファイトマネーも出ないかもしれんしな。チケット売ったり、スポンサー回りしたりするわ」。自身も9月5日に東京・ディファ有明で元北米ライトフライ級王者のウンベルト・プール(34)=メキシコ=と世界前哨戦となる51・5キロ契約の10回戦を行うが、それ以降にも、ジム初の世界戦興行でかかる1億円近い経費をまかなうべく関係各所を走り回る考え。もちろん「オレが対戦したらと考えていたことも伝えるよ」と技術面でもサポートしていく。
30日にホセ・アルベルト(メキシコ)と戦う前哨戦を含め、大毅にとっては初となる大阪での“2連戦”。興毅の全面バックアップ宣言に「サポートしてくれるみんなのおかげでここまで来れた。あとはオレが頑張るだけ」と闘志を燃やした。世間のバッシングを一身に浴びた内藤戦から約2年。何よりの恩返しは、心身ともに成長した姿を見せること、ベルトを奪うこと。結果を出すしかない。
◇内藤―大毅戦VTR(07年10月11日、東京・有明コロシアム) 序盤から手数と確実性で上回りポイントを着実に稼ぐ内藤に、大毅は頭突きなどの反則行為を繰り返した。いらついた内藤も9回に反則で応戦するラフファイトに。敗色濃厚の12回に体を持ち上げて投げる反則行為を犯し、大きな波紋を呼んだ。結果は大差判定負け。大毅は1年間のボクサーライセンス停止、セコンドについていた父・史郎氏は無期限のセコンドライセンス停止、興毅は厳重戒告の処分を受けた。
(2009年8月11日06時01分 スポーツ報知)
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