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GACKT“狂四郎”舞台の常識も斬る…9月「NEMURI―」大阪公演

大阪公演に意欲をみせるGACKT

 歌手のGACKT(37)が、初主演する舞台「NEMURI×GACKT PROJECT 2010 GACKT 眠狂四郎無頼控」の大阪公演(9月28日~10月20日、新歌舞伎座)に向けてスポーツ報知のインタビューに応じた。好評だった5月の東京・日生劇場公演に続き「GACKTならではの舞台だよねって、見に来た人たちが口をそろえて感動してくれるような舞台にしたいよね」と、静かに闘志を燃やしている。

 東京公演を終えて手応えをつかんだGACKTが、大阪では演出にも参加し、よりパワーアップした舞台を目指す。「時代劇だからといって、何を言っているのか分からないセリフ回しは変えたいんだよね。残さなきゃいけない奇麗な言葉っていうのはあるんだけども、もう少し理解しやすい言葉にした方が(観客の頭に)入るんじゃないのかなと思う」と、よりメッセージ性を重視した作品に仕上げるつもりだ。

 演じる眠狂四郎は、暗い出自の秘密を背負い、そのたたずまいに虚無と孤独の影を宿す無頼の剣豪。原作は柴田錬三郎の「眠狂四郎」シリーズで、魔性の必殺剣・円月殺法で悪を斬る役どころだ。GACKTは今回、悪だけでなく“舞台の常識”もバッサリと斬る。

 「舞台って、初日を開けたらOKみたいなところがあって、僕はそういうのが大っ嫌い。毎日毎日変更していくことに対して、最初は戸惑っている役者の人たちもいたんだよね」。公演の間もセリフのほか芝居の流れ、演技の間など、細かい修正を繰り返す。それによって、舞台はより良く変化すると信じている。

 今年4月にエイベックスへ移籍し、アーティストとしての活動もさらに活発になった。現在はGACKT率いるバンド「YELLOW FRIED CHICKENz(YFC)」で、全国ツアーの真っ最中だ。

 「今回はライブっていうか、いい男をつくるための決起集会みたいなものだよね。女性は、周りにいる草食系とか呼ばれている気合の入ってない男を連れてこい!」と挑発。さらに、今時の若者たちへ「言ってしまったら、ライブなんて遊びじゃない? 遊びに本気になれないやつが、人生どこで本気になるわけ? 遊びのプロは、人生のプロ。仕事のプロにもなれる。今は何もかも中途半端すぎる」と、怒りを含んだメッセージも発した。

 7月には自身初のヨーロッパツアーも成功させた。舞台に、音楽に、脂がのり切ったGACKTから目が離せない。

 ◆GACKT(ガクト) 1973年7月4日生まれ。37歳。95年にロックバンド「マリス・ミゼル」に加入し、ボーカルを担当。99年にバンドを脱退し、ソロ活動を開始。03年、映画「MOON CHILD」でラルク・アン・シエルのhydeとダブル主演。07年にはNHK大河ドラマ「風林火山」で上杉謙信を好演し、話題を集めた。

特集   インタビュー

(2010年8月16日11時18分  スポーツ報知)

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