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今季からFリーグに参入したエスポラーダ北海道が、参入1年目ながら上位につけている。チームをけん引しているのが、左足のパスでゲームをコントロールする菅原和紀(27)と、切れ味鋭いアタッカーの佐々木洋文(27)。高校卒業後、地元・旭川でフットサルチームを立ち上げ、約10年間“相棒”としてプレーしてきた2人に北海道の強さの秘密を聞いた。
―Fリーグ参入1年目から上位争いをしている理由は。
菅原 ずっと北海道でやっていた僕たちにとって、Fリーグは毎週全国大会があるようなもの。強い相手と毎週戦えるのがうれしくてたまらない。勝ち負けを純粋に楽しみながらできていることが、結果につながっているのかなと思います。
佐々木 カズ(菅原)の言う通りです。僕とカズは旭川で仕事をしているので、練習には旭川から札幌まで車で通っています。夜9時から練習して、家に帰るのは夜中の1時ぐらい。睡眠時間は削られるし、体力的には楽ではないですが、それ以上に楽しいですね。
菅原 旭川と札幌の往復時間は貴重なミーティングタイムです(笑)。
―初めてのFリーグのレベルに戸惑うことはなかった?
菅原 昨年度の全日本選手権や、開幕前のオーシャンアリーナカップでFリーグのレベルがどんなものかは、ある程度つかめていたので、それほど戸惑うことはありませんでした。チーム発足からFリーグ参入までの1年間で、チームワークとフィジカルを上げられたのが大きかったです。「仲の良さ」と「走る量」ではウチがナンバーワンだと思っています。
佐々木 第1クールを3勝3分け3敗のイーブンで乗り切れたのは大きかった。チームの中には初めてのFリーグで不安もありましたけど、「ある程度できる」という自信になりましたから。
―北海道のフットサルは、「強い」だけでなく「面白い」と評判を集めています。
佐々木 僕とカズは10年一緒にプレーしているので、お互いに何をやりたいか、何も言わなくてもわかっている。“あ・うん”の呼吸というか。攻撃面は、ほとんどアドリブでやっているんですけど、それが見ている人には予想がつかなくて面白いのかなと思います。
菅原 ウチは良くも悪くも自由なので…(笑)。フットサル経験があまり長くない、セカンドセットの(仲村)学やヒクソン(上貝修)は、僕たちが見ていても「そんなのありかよ!」って驚くようなプレーをすることがあります。注目してみて下さい。
―これからの課題を挙げるとすれば。
菅原 上位相手にもいいゲームをする反面、下位相手に簡単にとりこぼしてしまうことがある。不安定なところを直していかないと、Fリーグで優勝争いには加わっていけない。
―北海道は3位を十分に狙える位置につけています。
佐々木 可能性が残る3位をもちろん目指しますが、とにかく目の前の試合に勝っていくことが大事です。Fリーグのような素晴らしい場所で、これから何年プレーできるかはわからないので、1試合1試合を楽しみたい。
菅原 北海道のフットサルは強いんだ、というところを見せて、もっともっと北海道のみなさんに応援してもらえるようになりたい。優勝は難しくなりましたが、一つでも上の順位で終われるように頑張っていきます。
◆菅原 和紀(すがわら・かずのり)1982年7月14日、旭川市生まれ。27歳。北海道のキングカズ。旭川実高時代、スペインで活躍する高橋健介とともに高校サッカー選手権に出場。08年、エスポラーダ北海道に入団してキャプテンに。日本代表でも貴重な左利きのフィクソとして期待されている。161センチ、65キロ。
◆佐々木 洋文(ささき・ひろふみ)1982年7月19日、旭川市生まれ。27歳。スピードと運動量が持ち味の点取り屋。DC旭川を経て、08年、エスポラーダ北海道入り。北海道選抜として、日本一の経験も。175センチ、65キロ。
◆戦術選手尊重 個性豊かな北海道の選手たちをまとめるのが、元サロンフットボール日本代表の“デラさん”こと小野寺隆彦監督(35)。選手たちと対話しながらチームを作るのが小野寺流。「戦術面は、ある程度選手たちに任せている」という独特の方法で選手の個性を引き出すことに成功している。
◆エントロ支援 スペインリーグ、カハ・セゴビアの高橋健介、北海道の菅原和紀、佐々木洋文、花巻の渡邊知晃、大阪の佐藤亮、大分の江口学といったフットサル界のトップ選手をサポートしているのが、フットボールブランド「エントロ」。
バルドラール浦安のユニホームサプライヤーや、賞金50万円のワンデー大会を開催することでも話題を呼んだエントロのコンセプトは「フットサルを頑張っている人たちを応援する」こと。厳しい環境でプレーする選手にとって心強い存在だ。
(2010年1月29日11時16分 スポーツ報知)
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