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◆W杯アジア最終予選第9節 日本1―1カタール(10日、横浜・日産スタジアム) 岡田監督が“懺悔(ざんげ)”した。すでに南アW杯出場を決めている日本は、カタール戦を行い1―1で引き分けた。前半1分40秒、FW岡崎慎司(23)=清水=が、オウンゴールを誘発し先制したが後半8分、PKで追いつかれた。ベンチ入り禁止だった岡田武史氏(52)は試合後「申し訳ありませんでした」と謝罪した。また、DF田中マルクス闘莉王(28)=浦和=らは目標の「W杯ベスト4」に向け、17日のオーストラリア戦(アウェー)で意識改革を訴えた。
不祥事を犯した企業の社長のように、岡田監督は、声を震わせながら頭を下げた。
「もっと、いい試合をお見せしたかったが、今日は選手を生かしてやることができませんでした。本当に申し訳ありません」
ホーム最終戦で格下・カタールにまさかのドロー。6万人超のサポーターに対し、世界最速のW杯予選突破を報告する晴れの舞台が一転した。多くのサポーターはすでに家路へ。まばらなスタンドの中で“懺悔”の場に変わった。
6日のウズベキスタン戦に1―0で勝利し、W杯出場権を獲得。凱旋試合は、最高の立ち上がりだった。開始から、わずか1分40秒。内田のクロスを、岡崎が、ニアサイドへ突っ込み、オウンゴールを誘発。ウズベク戦で人生初の退席処分を受け、ベンチ入り禁止の岡田監督は、VIP席で派手なガッツポーズを見せた。
しかし、後半、まさかの“落とし穴”にはまった。守備の柱、中沢がPKを献上し、後半8分に同点に。2月4日のフィンランド戦の後半5分以来、543分ぶり、6試合ぶりの失点を喫した。豊富な運動量を生かし、連動したサッカーは、影を潜めた。
指揮官は、サポーターに対してだけではなく、ロッカールームで選手にも頭を下げた。「いい試合をさせてあげられず、申し訳ない」と謝罪。この日、ベンチの指揮は大木コーチに委ねた岡田監督は会見で「ベンチ入りできないことは大した影響はないと思っていたが、こんなに苦しいものなのか」と率直な心情を吐露した。
敵将メツ監督には「無理」とあざ笑われたがW杯ベスト4という究極の目標を撤回するつもりはない。「1回、負けたからと言ってガタガタするつもりはない。あ、負けていないか」と岡田監督は強気な姿勢も見せた。
オーストラリア戦では、俊輔ら5人が不在だが、それで凡戦が許されるわけではない。「かなりポジションの変更がある。きょうのことを忘れず前に進んで行きたい」岡田監督は目を血走らせた。「W杯ベスト4」の旗印が、インチキではないことを証明しなければならない。
(2009年6月11日06時03分 スポーツ報知)
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