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◆国際親善試合 オランダ3―0日本(5日、オランダ・エンスヘーデ、FCトゥヴェンテスタディオン) 日本代表は5日、敵地でFIFAランク3位のオランダと対戦し、0―3で完敗した。岡田武史監督(53)は0―0の後半からMF本田圭佑(23)=VVV=をテストしたが、運動量の欠如から機能せず失敗。指揮官が目指した「90分間走り通すサッカー」は消え、後半24分から3失点。終盤に失点を重ねる課題が改めて浮き彫りとなったが、岡田監督は来年の南アW杯4強に向け、戦術は変えないと明言した。
世界を驚かせたのは前半だけだった。後半に入ると日本は明らかに別のチームになった。前線から機能していた守備網がほころび、組織的なサッカーが崩壊。受け身に立ち始めると徐々にミスが増え、ゴールを脅かされた。後半23分、DF闘莉王のパスミスからカウンター。GK川島が好セーブでしのいだが、直後のCKから最後はファンペルシーにねじ込まれた。降りしきる雨が日本イレブンを冷たく打った。
後半24分から3失点。ドイツW杯のオーストラリア戦のVTRを見るように、終盤崩れた。第2次岡田ジャパンとしては08年8月のウルグアイ戦に並ぶ最多失点。会見後、岡田監督は淡々と試合を分析した。「個々じゃなくて全体として戦うことが必要。どこか一か所が欠けると、攻撃で1人、人数が足りない、また守備でも後ろだけで守れないというのがはっきりしたと思う」。0―3の結果に、「現状の力を出し切ったと思っていない。いくつかテストしなきゃいけないこともあった」とも付け加えた。
ほぼ完ぺきだった前半。中盤で相手を囲み、ボールを奪うと高いポゼッションで試合を支配。課題は決定力だけだった。しかし後半、「テスト」と位置付けたMF本田を投入するとバランスが一気に崩れた。攻撃に絡めない上に、献身的な動きが欠如。生命線となる動きの質と量が影を潜め、歯車が狂い始めた。開始7分で相手のラフプレーにより左足首を痛めながら、最後までピッチに立ち続けたMF中村俊は「後から入った選手はもっと走らないと。自分はこういう選手だから守備をしなくていいというのでは良くない」と話し、本田に意識改革を求めた。
「本田だけの責任じゃない。今はまだ90分もたない。選手には『90分もたないかもしれない。でも、もたせないと来年勝てない』と言っていた」と指揮官。確かに、終盤に入るにつれ、全体的に運動量が落ちたのも事実。岡田ジャパンが初めて世界と対峙(たいじ)した試合で力負け。この大敗を糧にいかに成長できるか。「結果を真摯(しんし)に受け止めたい。フィットしていない? 時間が解決してくれればいいけど」と本田。世界ベスト4はまだ遠い。
(2009年9月6日06時02分 スポーツ報知)
日本代表
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