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ファウルをして肩を落とす池田久美子だが、優勝して世界選手権出場の内定を決める [写真を拡大]
◆世界選手権代表選考会 陸上日本選手権最終日(1日、大阪・長居陸上競技場) 女子走り幅跳びで、注目の池田久美子(26)=スズキ=が3年連続4度目の優勝を飾り、世界選手権(8月25日から大阪)代表に内定した。ただ、踏み切りのタイミングに悩んでおり、記録は自身としては平凡な6メートル59。会見で涙を流すなど、メダル取りへの仕切り直しを誓った。男子走り高跳びは日本記録保持者の醍醐直幸(26)=富士通=、男子四百メートルは金丸祐三(19)=法大=が制し代表内定。
イケクミの両目に、ブワッと大粒の涙がふくれた。試合後の公式会見、世界選手権についての質問が出た時だ。「世界でメダルを取るために…」そこで言葉に詰まった。最後はハンカチで目を押さえ会場を後にした。
自身の日本記録6メートル86を超える“世界トップ級”の7メートルを目標にして臨んだ。1回目、自然に観客の手拍子がわき上がり、6メートル57を跳んだが…。冬場に走力を徹底的に磨き、助走スピードがアップした。その影響から今季は、踏み切り最後の4歩のタイミングが合わないまま、大会に突入した。「助走に対して、踏み切りの技術を合わせられなかった。ダメだった」5回目に6メートル59とわずかに伸ばして、大差で優勝と内定を決めた。だが、7メートルの大台に届かず、8月の本番を考えると、納得はできない。
指導する福島大の川本和久監督も「7メートルは甘くない。兆しはあるが」と気遣った。今週末に欧州遠征に出発し約1か月、単身で転戦する。「コーチが行けないので、覚悟を決めて行く」。今遠征からオランダ人女性代理人が世話役を務めるため、生活面の心配は少なそうだが、競技面の悩みをひとりで抱え込む不安が、会見での涙につながったようだ。
試合直後には「内定で、とりあえずホッとしてます」と、笑顔も見せていた。とにかく最初の関門はクリアした。すべてから解放され、夏には真の笑顔を見せてくれることをイケクミファンは信じている。
(2007年7月2日06時03分 スポーツ報知)
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