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◆米男子プロゴルフツアー ファーマーズ・インシュランス・オープン(26日、米カリフォルニア州ラホヤ・トーリーパインズGC=パー72) 南、北コース(C)で予選ラウンドが行われた。南Cを回った石川遼(20)=パナソニック=は4バーディー、1ボギーの3アンダー69で首位と7打差の37位発進した。トップ10を占める北Cの選手とは平均で約3・5ストローク悪く、難しいとされる南Cに限ると7位。北とのストローク差「3」を引くと66の19位相当となり、上々の滑り出しとなった。10アンダー62のスペンサー・レビンとカイル・スタンリー(ともに米国)が首位に立った。
目には見えない数字以上の価値がある37位だった。8番50センチ、9番1メートル半を沈め連続バーディーで締めた石川は満足そうに小さく右拳を握った。「サウスで大たたきしたら絶望的。不安もあったけど朝からいいリズムだった」。6874ヤードの北Cに比べ、7569ヤードと距離が長くタフな南Cをプレーした78選手中7位。難コースを攻略して見事なスタートを切った。
予選落ちした前戦ソニーオープンではカップに嫌われることも目立ったパットが光った。11番7メートル、13番は5メートルを決めてバーディー。2メートル前後のパーパットも次々に沈める。数日前に始めたビリヤードで関係者が舌を巻いたボールへの絶妙なタッチは、グリーン上でもいかんなく発揮された。
風が強くなった後半の4番で初のボギー。続く5番で右ラフからの第2打は、ピンのあるグリーン右を避け、左に乗せてパーを拾う。15歳の初優勝からピンを果敢に狙う攻撃的なゴルフでファンを魅了した。「今考えるとそれは逆。狙った所に打てる勇気がないからピンに打つしかなかった」。技術に自信ある現在は選択肢も豊富。リスク回避の大人のゴルフも魅力のひとつとなってきた。
この日の平均スコアは北Cの69・244に対して72・846。北を回った選手が12位まで名を連ね、南はマーク・ターネサの6アンダー66の13位が最高だった。北との差である3ストロークを引くと石川は66で、南の選手全体のアップを加味すると19位相当で、予選通過へ大きく前進した。
第2日はチャンスの多い北Cでのラウンド。「今日は(1ラウンドのノルマとする)4バーディーギリギリ。明日は新しい気持ちでそれ以上を取りたい」。浮かれた気持ちはなく、高い集中力は切れていない。難関を乗り越えた石川に爆発の予感が漂う。
(2012年1月28日06時01分 スポーツ報知)
石川遼
宮里藍
石川遼
宮里藍
石川遼
宮里藍
石川遼